関守石とは、茶庭や露地の飛び石や延段の岐路に据えられる石で、
蕨縄やシュロ縄で十文字に結んである小石のことです。
茶道の作法において、この石が置かれた場合、
「これより中に入ることは遠慮されたし」の意味があり、これから先、
客の出入りを遠慮してもらうための印として関守の役をもたせたためにこの名があります。
関守石の形式としては、径10~15cmぐらいの比較的底の安定の良い小石に、
シュロ縄か蕨縄でにぎりをつけて持ち運びできるようにしたものが使用されるのが
一般的なようです。その簡素で優れたデザイン性に加え、その用途に応じ、必要な時に、
必要な場所に配置することができるのが優れた点でもあります。
止め石、留め石、関石(せきいし)、極石(きめいし)
踏止石(ふみとめいし)とも呼ばれます。
今回、関守石の作成をしてもらいました。
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