この写真は弊社にあるマキの木です。
木につく白いコケのようなものは
ウメノキゴケという地衣類(ちいるい)の一種です。
樹木が元気なときは 新しい樹皮に入れ替わりをしますが、老木や弱っている木は樹皮の代謝が悪くなり、古い皮が付いたところに 水がたまったりすると ウメノキゴケの菌が付着し繁殖をします。
ウメノキゴケが付いた樹木は、その見た目から「何か病気にかかってしまっているのではないか?」「ウメノキゴケのせいで樹木が弱っていっているような気がする」と感じてしまう人が多いようです。
実際はウメノキゴケのせいで樹木が弱るのではなく、「樹木が弱ってきたからウメノキゴケがついてしまう」という順番なのです。
対策としましては、
① 木酢液を塗布
② ボルドー液(銅材)を塗布
③ 石灰硫黄合剤を噴霧する
④ 高圧洗浄機で剥がす
⑤ 黒いビニール等で遮光する
上記の対策は効果的ですが、準備が少し大変だと思った方は、地味ですが「刷毛や尖ったもので削り落とす」方法をお勧めします。
樹木活力剤や肥料などを使って樹勢の回復に努めるというのも一つの対策として有効になります。
樹木の代謝がよくなることで、ウメノキゴケの繁殖を少しでも抑えることができます。
お庭の樹木にウメノキゴケがついてしまったら、試してみてください😉