コスカシバは、ウメ・モモ・スモモに多く発生します。
幼虫は最初に樹皮の表面小さな穴をあけ、糞を排出しながら加害します。
成長するにつれ樹皮下に深く穿孔(進入)して木質部との間に巣を作って生活します。
加害部からはゼリー状の樹脂(ヤニ)と褐色の虫糞が排出された状態です。
対処方法
穿孔部分をハンマーなどで叩いて圧死させるのも一つの方法です。
殺虫剤(スミチオン等専用薬剤)での処理が望ましいと思いますが、うまく害虫に噴霧することが困難です。
巣穴を見つけて薬剤を流し込むように散布してください。
また市販のキンチョール類は、ノズルつきですので散布しやすいかと思います。
症状がひどい時など樹皮をはがして害虫駆除を行うので、
傷口にはトップジンMペーストを塗布するとよいでしょう。
効果は、雨水や雑菌の侵入を防ぎ、新しい組織の形成を促進し、病害の感染を防ぎます。
一度にすべての害虫を駆除するのは困難です。
ゼリー状の樹脂や巣穴を見つけては駆除を繰り返してください。
あくまで様々な文献や当社の経験をもとに一般家庭でも駆除できる方法を述べています。
参考程度とご理解頂けると嬉しいです。
害虫は放っておくとすぐに大量発生してしまいます。
繁殖してしまうと植物の元気がなくなるだけではなく、枯れてしまう可能性もあります。
元気な植物を育てるためには、しっかり予防・対策をすることが大切です。
当社にご相談いただけましたら、現地調査・御見積いたします。